コーヒー実は血糖値上がる説?

先に言っておきますが、私自身はコーヒー大好きなので、血糖値と無関係に昔から毎日3~4杯は飲んでいます。
でも、ほとんどの場合ブラックで飲むので血糖値には関係ないと思っていたのです。

ところが……コーヒーに含まれるカフェインがインスリンの分泌を抑えてしまうため、コーヒーを飲むと血糖値が上がりやすいという説があるらしいのです。

ブラックコーヒーなら問題ないと思っていたのに

私、昔は専ら缶コーヒーが多かったんです。特にこれ。
原材料名 :砂糖、コーヒー、全粉乳、脱脂粉乳、デキストリン、香料、乳化剤

同世代の方ならご存知かと思います。今考えると、もはやコーヒー牛乳といったほうがよいくらいの、甘~いやつです(笑)

昔はこればっかり飲んでました。でもこれ最近見なくなったなあ……最近は缶コーヒーもバラエティが豊富すぎてわけ分かんないです。朝専用とか?

いずれにしろ、最近はセブンイレブンなどでも廉価なコーヒーが買えるようになったので、最近はそちらをひんぱんに利用するようになりました。

そのおかげで幸か不幸か今はほとんどブラックで飲むのが習慣になっています。コンビニの店頭でシュガーやミルクを入れたりするのが面倒くさいだけなんですけれども。

しかし、その意味では血糖値の問題からすると、少なくとも砂糖を入れないという点では以前よりは格段にマシだと思っていました。

それなのに。

カフェインが血糖値を上げるだと?

ふつう、血糖値に問題のない健康な人の場合ですと、インスリンの効果によって血液中の糖分は食後1時間くらいで処理されて、すみやかに血糖値が下がります。
もしコーヒーを飲んだところで、正常な調整機能があれば問題になりません。

そもそも糖尿病というのは、インスリンの分泌量が減少している、あるいはインスリンに対する抵抗によってその働きが弱くなっていることが原因で、血糖値が高止まりしている病気です。

ところが、コーヒーの成分であるカフェインは、体内のアドレナリン放出を促進するそうです。
そして、アドレナリンは、インスリンの放出を抑制する働きを持っているのです。

……つまり、糖尿病の人が、食事の後すぐにコーヒーを飲むと、
カフェイン→アドレナリン増→インスリン減→血液中の血糖を処理時間が大幅に増大
という結果になってしまうのです。

これはよろしくないですね。

私たちはブラックコーヒーも飲めないのか

もちろん、砂糖とミルクをたっぷり入れたコーヒー牛乳みたいなの味方を避けるべきであるというのは納得できます。
しかし、血糖値が気になる人は、ブラックコーヒーであってさえ飲まないほうが良いのでしょうか?と思って調べてみると、

実は……コーヒーに含まれるカフェインには、血糖値を下げる働きを持つミトコンドリアを活性化させるので、空腹時にコーヒーを飲むとミトコンドリアが活性化されて血糖値が下がる、という説もあったのです。

しかもですよ。
実はコーヒーにはポリフェノールという成分も多く含まれていて、ポリフェノールというのは抗酸化作用があるため、血管壁に侵入したコレステロールの酸化を阻害し、動脈硬化を抑制する効果も期待できます。

さらに、ポリフェノールは以前、赤ワインに多く含まれているということで注目されたことがありますが、コーヒーに含まれるポリフェノールはクロロゲン酸という物質を含むタイプで、これには脂肪の燃焼を促進する効果があることも報告されています。

あ、食後に飲むからいけないんだ

空腹時にコーヒーを飲んだ場合には、血液中のインスリンの量には影響を与えなかったという報告もあります。

考えてみると、もちろんすでに完全に糖尿病と判定されて治療を開始しているような人は別ですが、まだそこまで行ってなくて、ただ血糖値が高めで気になっているというような人を想定した場合でも、そもそも空腹時というのは何もしなくても比較的血糖値は低いのでインスリンの放出はむしろ初めから抑えられています。

ですから、そこにカフェインが入ってきたところで大きな影響が出ないわけで、そうなると、今度は上記のようなメリットの方の影響が大きいことになります。

というわけで、血糖値の問題だけを考えると、コーヒーには血糖値を上げる効果もあって、下げる効果もあるということになりますが、

「血糖値が上がっているタイミングでは飲まない」

ようにするという認識が最も妥当ということになるでしょう。

コーヒーに関するさまざまな研究

コーヒーは言うまでもなく今現在も多くの人に愛されているだけでなく、長い歴史のある飲み物です。
それだけに、血糖値の問題に限らずさまざまな面から研究されているようです。しかし諸説入り乱れている状況で、最終的な結論に至っていないものが多くあります。

その中には、たとえばコーヒーが高脂血症、膵臓がん、十二指腸潰瘍などのリスクを上昇させるという研究もありましたが、これらは現在は否定されているようです。
しかし、このような特定の病気や疾患に関する発病リスクの研究の中には現在も論争されているものが多くあります。

逆に、コーヒーを飲むメリットを報告する例も多数あり

運動をする前にコーヒーを飲むと身体能力が上がる
コーヒーのポリフェノールは脳卒中のリスクを下げる
コーヒーは心血管病の発症リスクも下げる

といったものは比較的信用できるものと見られています。

私が気になる点で言えば、

コーヒーを飲むと血圧が上がる

というものがあり、確かにコーヒーを飲んだ瞬間には一時的にわずかな血圧の上昇があると言えるようです。
しかし、それが慢性的な高血圧を引き起こす要因になるかどうかという点では今のところ否定的な見解が多いようです。

また、
肺ガンを抑制する
という調査もありますが、
肺がん発生率が上がった
という調査もあります。

あるいは
すごく熱い飲み物を飲んだ場合の影響
氷などを入れた、冷たいものを飲む影響
等は別に存在するでしょう。

ちなみに
酸化したコーヒー豆を使うと体に悪い
という説もありますが、健康との計画な相関性を認めた研究報告はまだありません。

また、コーヒーには軽度の依存性があることは確かなようです。1日におよそ3杯以上のコーヒーを毎日飲んでいる人が、24時間以上カフェインを摂取しないでいると
「カフェイン禁断頭痛」が起こる場合があるようです。