糖尿病の人が選ぶべき正しいコーヒーの飲み方

もともと、コーヒーというのは歴史上は薬として用いられていたそうです。

……私は別に薬として飲んでいるわけではありませんけど。

しかし、確かに体にとってさまざまな効果や、影響(?)があるのは確かなようです。

糖尿病の人にとって最も重要なコーヒーの影響ですが、それは、コーヒーを飲むとインスリンの分泌抑制が起こるということです。

ですから、すでに治療を受ける程度の糖尿病の方の場合は、基本的にはコーヒーは避けたほうが良いかもしれません。先生に相談することをおすすめします。

一方で、まだ完全に糖尿病にはなっていない予備軍の方や、そろそろ血糖値も気になり始めた中高年の方の場合は、実は

「コーヒーは血糖値を下げる効果や、動脈硬化そのものを抑制する効果もある」

ので、それを活かすような飲み方を選べば非常に有効に働くかもしれません。

コーヒーを飲むタイミング

最近、コーヒーの持つさまざまな効能が注目され、多くの研究が行われるようになりました。

よく知られているところでは

集中力の向上

知的処理能力(計算問題など)の成績向上

身体能力の上昇

があります。また、以下はまだ研究途上ですが

自律神経の働きを高める

体脂肪の燃焼を促進する

ダイエット効果がある

といった効果も期待されています。

……私は、仮に何の効果もないとしても、飲みたいから飲みますけどね。

しかし、もし血糖値を気にするならば、飲み方には少し配慮する必要があります。

まず、あなたが日頃、コーヒーを飲みたくなるのはどのような時でしょうか?

ちなみに、私は

朝起きた直後

昼食の直後

午後、仕事中などで眠気を覚ましたいとき

夕飯後、少し寛ぎたいとき

……などです。たぶん多くの方が似たようなタイミングでコーヒーが飲みたくなると思います。

ところが、血糖値のことを考えると、まず

朝起きた直後

は避けたほうが良いとのことです。

なぜなら、寝ている間に空腹になっているため、そこにカフェインが入るとアドレナリンの分泌が促進されて「糖新生」が起こりやすいからです。

糖新生とは、体内で糖質が不足した状態になった場合に、肝臓が脂質やアミノ酸などを使って自力で糖質を作り出す機能のことです。要するに、人間は糖質が足りなくなると体内で勝手に糖質を補充してしまうのです。

これは人間に備わっている重要な機能なのですけれども……。

血糖値を上げたくない人の立場から言うと、

「余計なお世話」

です。

朝起きぬけの空腹状態でいきなりコーヒーを飲むと、食事をとる前に勝手に体内の血糖値が上がることになるのですね。

と言って、

食事の最中、あるいは食事の直後

もいただけません。

なぜなら、食事をとった後は、自然な血糖値のコントロールのために血液中にはインスリンが多く放出される必要がありますが、カフェインにはインスリンの放出を抑制してしまう効果があるからです。

つまり、そうすると食後すみやかに一定に戻るべき血糖値が高いままになってしまうからです。

なので、コーヒーを飲むとしたら、最適なのは

朝食後、2時間くらいたったころ

昼食のあと2~3時間たったあと(逆に言えば夕食の少し前)

ということになります。

では、夕食後は?

ということになると、夕食後2~3時間たったら、ふつうの生活リズムならば、良い子はもう寝る時間です。

あまりおすすめできない時間帯ということになります。

もちろん、これは血糖値にのみ着目した場合の話ですが、良いタイミングで飲むならコーヒーはむしろ血糖値を下げたり、動脈硬化を阻止する効果もありますので、ぜひ参考にしてください。

浅煎りが良いらしい

最近の研究で、コーヒーに含まれるクロロゲン酸という苦みの成分は、

抗酸化作用がある

脂肪の燃焼を促進する

糖質の吸収を抑制する

といった効果が期待できることが分かりました。

ただし、クロロゲン酸というのはコーヒー豆を深煎りするとどんどん失われていく性質がありますので、できれば浅く煎ったもののほうが良いことになります。

同時に、クロロゲン酸には

インスリンの分泌を抑える

胃液の分泌を促す

という機能もありますので、上記の通りコーヒーを飲むタイミングが重要になってきます。食後は控えるべきですが、同時に起きた直後など、空腹すぎるときもあまりよくありません。

コーヒーに入れるもの

コンビニコーヒーを多用するようになってから、私はほとんどコーヒーはブラックでしか飲まないのですが、血糖値のことを考えるともちろん

「シュガーを2本も3本も入れる」

くらいなら飲まないほうがマシです。

砂糖の代わりに、甘味付けとしてオリゴ糖を使っている方もいるでしょう。オリゴ糖は

虫歯になりにくい

低カロリー性

腸内細菌を増やす整腸機能

ミネラルの吸収を助ける

といった効果があります。

最近では缶コーヒーでもそのような特保の商品が出ているので、気軽に試してみるにはちょうど良いかもしれませんね。

特に、コーヒー豆由来の「コーヒーオリゴ糖」というのが脂肪燃焼などさまざまな面で効果が高いそうです。

http://www.agf.co.jp/company/news/2005-07-08-259.html】

そもそもコーヒーから抽出した甘味なので、味の面でも何となく良さそうですね。

ミルクについては、一般的なコーヒーフレッシュでは糖質の多いものもあり得ますので、使うのなら、そのままの牛乳のほうがマシかもしれません。

あるいは、今でしたら豆由来のヘルシーなものや、糖質をカットしてあるものも市販されているので成分表示を確認しましょう。

シナモンには、カフェインとは逆にインスリンに対する反応を向上する効果があります。

よくコンビニコーヒーのトッピングでシナモンパウダーが置いてありますので、サッサと一振りする人もよく見かけます。中には、そんなに入れたら味がおかしくなるだろうと思うくらいに大量に入れてるおじさんもたまに見かけます(笑)

シナモンには肝臓にとって逆効果になる成分も含まれていますので、かけ過ぎは良くないです。

……っていうか、念のためですが、コンビニなどに置いてある備え付けのシナモンパウダーは、いっしょに砂糖や香料も入っている可能性が高いので、使うのなら自分で用意したほうが良いです。

【ハウス GABAN シナモン<パウダー> とか】

当たり前ですが

最後に、言うまでもないこと……とは思いますが、コーヒーに関して最も懸念されるのは

「禁煙を阻止する力」

があることです。

いくら多くの効果が期待できるからと言って、コーヒーを飲みながらいっしょに

「一服」

してたら元も子もないですよ。

禁煙を始めたばかりの時などは、むしろコーヒーは以前の習慣を思い出させてしまうので要注意です。

これは、コーヒーの効果以前の問題です。

経験則から言っても、禁煙中の人は基本的にお酒やコーヒーは警戒する対象と思っておいた方が無難です。