蟹を食べ過ぎることなどめったにないとは思うが、一応考えておく

蟹(カニ)は一面では甲殻類特有のさまざまな栄養を併せ持ちながら非常に低カロリーな食品で、健康や美容面で多くの効能が期待できます。

しかしながら、蟹はアレルギー食品としても代表的なものですし、あんまり食べ過ぎた場合には心配な点もあります。

蟹を食べ過ぎた場合、どのような懸念が考えられるのでしょうか?

1 プリン体

蟹というと

「痛風になる食べ物」

の筆頭みたいなイメージがありますが、カニに含まれるプリン体はズワイガニだと一般に100g中136㎎、タラバガニではもっと少なめで100g中99㎎程度です。これは他の魚類や牛肉、豚肉、鶏肉等と比較した場合でも目立って高いとは言えない量なのです。

とは言え、もちろん過剰に摂って問題ないとは言えません。

蟹というと温泉ツアーなどで食べ放題が開催されたりしますよね?

そのようなシーンを考えれば、それは当然かなりの量のプリン体を一気に摂取することになるのは間違いないわけで……。でも、蟹ってむしろそういう食べ方が醍醐味みたいなところがありますよね?

悩ましいところです。

2 塩分

ナトリウム含有量からするとカニの塩分相当量は0.7g程度で以外にも低い気がします。

しかし、一般にカニと言えば塩ゆでにしたものを丸ごと食べる……ということになるとおそらくかなりの食塩が使われるはずだから、若干多めに見積もっておいたほうがよいかも。

とはいえ、現代の食事事情から考えると、たとえばカップラーメンとか、居酒屋メニューとかジャンクフード、ファーストフードなどを想像すれば、それと比較して特別に塩分が多いとも言えません。

私個人の意見ですが、ふだんからそういう食品を控えめにしたほうが余程塩分制限の効果はある……のだから、たまにはカニを食べたっていいじゃん! (……感情論)

3 甲殻類アレルギー

カニなどの甲殻類がもとになる甲殻類アレルギーは、早い場合には小学生くらいの頃から発症し始めます。原因物質は「トロポミオシン」というたんぱく質の一種です。

これに少しずつ体を慣らしてゆく減感作療法という方法もあるにはありますが、甲殻類アレルギーの場合はいったん発症してしまうと治る可能性が少ないとされています。

発症すると、多くは食べた直後から口や手などに強いかゆみが現れたり、全身に発心や蕁麻疹のような症状が出たりします。頭痛や腹痛、嘔吐や下痢を伴う場合もあり、アレルギーの方にとってはかなりの苦痛があり、かなりの恐怖です。

また、カニアレルギーはけっこう大人になってから急に発症する例も多く報告されており、今までカニが大好きで食べても何ともなかった人が突然アレルギー症状に見舞われる場合があり得ます。

特に「アナフィラキシー」と呼ばれる急性の重度な全身症状が出ることがあり、急激に血圧が低下したり、ひどい場合には呼吸困難や意識障害などが起こることもあります。

よって、症状がひどいと感じた場合には大事を取って早めに医者にかかるほうがよいでしょう。

はあ、カニを金輪際食べられなくなってしまう……そんなことを考えただけで悲しい気分になってきました。

やはり、節度を持って、蟹に感謝しながら有難くいただくことにしましょう。