私たちは日々もたらされる健康情報とどう向き合えばよいのか?

健康情報は、嘘か本当か分からない。いやそれ以前に、健康情報が多すぎて、そもそも付いていけない……。

「ナトリウムは血圧を上げる方向に働くが、カリウムは血圧を下げる方向に働く」
「DHAを摂取すると、頭が良くなる」
「痛風の予防にはプリン体の摂取を控える」

……健康について意識し始めると、こういった情報が次から次へと出てきます。

そして、しばらくすると

「それは嘘でした」
「最新の研究では否定されています」
「統計の取り方がおかしい。関連性が証明できない」

……というように、いちいち反論が出てくることも少なくありません。

世間は「健康情報」だらけ

テレビはもちろん、雑誌でも本でもネットでも……健康に関することをいろいろ調べているとですね、いわゆる健康に関する情報というのは意識し始めるとたくさん、まるで無限に出てくるような感覚に襲われます。

たいてい、このような情報を一つひとつ見ては、しばらく意識しているのですが、いつの間にか忘れ、また次の情報を知ると試してみるけど少し経つと忘れ……ってこれじゃ結局何にもならないじゃないかと。私はいったい何をやってるんだと。

そんな気がするのです。

とは言え、ひとつの健康情報を妄信して、頑なにそれだけを守り通すという姿勢も、プラシーボのように心理的には効果があるかもしれませんが、客観的に見るとおそらく不毛です。

まったくやらないよりは良いかもしれませんが、目立った効果は表れそうにありません。

あらためて考えてみると、たとえば、何かたった一つの健康情報が、それだけで特効薬のように健康全体に効くなんてことがあるはずないんですよね?

かといって、では意味がありそうな情報は片っ端からすべて生活に取り入れる……なんてことも不可能です。見渡せば、世の中健康情報だらけなんですもん。限界があります。

健康情報を「最適化」する

ですから、現実的には健康に関するたくさんの情報や知識を整理した上で、その全体を最も適切に自分の生活の中にバランスよく取り入れる……つまり、自分にとっての健康情報の最適化です。これが一番効果的なわけです。理屈で考えれば。

しかし、そのためには、日ごろさまざまな場面で見たり聞いたりする多くの健康情報を、自分の生活に取り入れるか、それとも無視するか、あるいは、どの程度重要視するか……といった判断のもとになる

「基準」

が必要です。

そこで、まずは自分なりに「寿命」や「健康」に対する、ある意味での戦略というか、よりどころとなる基本的な考え方というのをある程度明確に意識しておくことが大切と思うわけです。