高血圧と言われて、あわてて飲んだ7本のお茶の効果

健康診断で高血圧と言われてから、今までまったく視野に入っていなかった「健康に効果のあるもの」に目が留まるようになりました。

今まではコーヒーしか買わなかったのですが、最近コンビニに並んでいるペットボトル入りのお茶を見たらサントリーの「胡麻麦茶」には、血圧が高めの方にって思いっ切り書いてあるし。

「日本人間ドック健診協会推薦」……だし。

ちょっと、これ一択じゃない? と思ってあわてて買ったのでした。

いっしょにコーヒーも買ったけど。

きゅうすでゆっくり煎れてる場合じゃない

おそらくドラッグストアや、あるいは通販番組などでも高血圧の予防や改善に効果のあるお茶はたくさんあるのでしょう。お茶以外にも。

実際ちゃんと見たことがないのでイメージですけど。

ただ、私の現状のライフスタイルを前提にすると、そもそも自宅でゆっくり「お茶の時間」を楽しむような機会は、ほぼあり得ません。盆正月に実家に帰省したときくらいかな……?

だいたい自宅にきゅうすもなければ、ちゃんとした湯飲み茶碗もないというね。

なので、そうなりますと必然的に、駅でもコンビニでもどこでも買えるペットボトルのお茶に絞られてくるわけです。

で、私がいつも使っているコンビニ限定調べですが……結論から言いますと、血圧に効果ってはっきり書いてあるのは胡麻麦茶しかなかったんです。

でもこれ、

「まいにちがおすすめです」

と書いてありますが、いつ飲めとは書いてないよな。

「そもそも、昼食の後って放っておいても血圧下がるんじゃなかったっけ?」

そこでさらに下げるもの飲んで大丈夫なのか?

……いや、そもそも期待しすぎかな?

そんなに急激に血圧下がるはずないか。

血圧に良いのは「緑茶」ではないのか?

私は最初ぜんぜん知識がなかったので、たまたますぐに手に入る範囲で目に留まった胡麻麦茶を選んだわけですが、途中でちょっと疑問に思ったことがありまして。

そもそも、お茶は健康に良いとは聞きますけど、それは緑茶に含まれるカテキンの効果だという話じゃなかったんですか?

でも、胡麻麦茶って……そもそも麦茶ですし。

謎は深まるばかりです。

それで、では今度は血圧を下げる緑茶を探してみようと思ったら

「ヘルシア緑茶」

という、いかにも体に良さそうなお茶がなぜがお茶コーナーの一番下の方にあるではないか!

なに下のほうに隠してんだよ~……って、あこれ上のほうの棚に入らないんだなきっと。カテキン緑茶のペットボトルは細長いから。

おお、これにも当然「特保」のマーク。

よし、今日は試しにこっちにしよう。もともと緑茶のほうが好きだし。

と、あっさり胡麻麦茶を裏切って食後の休憩時にヘルシア緑茶を飲みながらペットボトルに貼ってあるラベルの説明を何となく読んでいました。

あれ? これも「日本人間ドック健診協会推薦」だって……。すごいな健診協会(笑)

「茶カテキンとは?」

「……お茶の葉に含まれているポリフェノールの一種です。脂肪の分解と消費に働く酵素の活性を高めます」

へえ、ふむふむ……。

え? 脂肪? ……で血圧は?

なんだこれ、血圧なんて一言も書いてないじゃないか!

特保のお茶は何に効く

私はその日、自らの謎を解明するために仕事が終わるとまたコンビニへ行った。

ふだんは寄らない夜のコンビニ。ぜんぜん店の中の雰囲気が違うな。バイトも若い学生風だ。

……って、これは余談なんですけど。

とにかく体に良さそうなペットボトルのお茶を全部買ってみることにしました。

おお、一日で健康になりそう(笑)

「胡麻麦茶」(SUNTORY)

本品は胡麻ペプチドを含んでおり、血圧が高めの方に適した飲料です。

なるほど、つまり効果があるのは胡麻(ゴマ)なのであってお茶そのものではないというわけだな?

お茶の健康効果はどこ行った? 腑に落ちん……。

「ヘルシア緑茶a」(花王)

本品は、脂肪の分解と消費に働く酵素の活性を高める茶カテキンを豊富に含んでおり、脂肪を代謝する力を高め、エネルギーとして脂肪を消費し、体脂肪を減らすのを助けるので、体脂肪が気になる方に適しています。

「からだすこやか茶W」(日本コカ・コーラ)

本製品は難消化性デキストリン(食物繊維)の働きにより、脂肪の吸収を抑え、糖の吸収をおだやかにするので、血中中性脂肪が高めで脂肪の多い食事を摂りがちな方、食後の血糖値が気になり始めた方に適した飲料です。

……ああ、だから「W(ダブル)」なのか。なるほど。

「爽健美茶 健康素材の麦茶」(日本コカ・コーラ)

本品にはローズヒップ由来ティリロサイドが含まれます。ローズヒップ由来ティリロサイドには、体脂肪を減らす機能があることが報告されています。(届出表示……これは特保じゃなく、機能性表示食品というものでした)

「伊右衛門 特茶」(SUNTORY)

本品は、脂肪分解酵素を活性化させるケルセチン配糖体の働きにより、体脂肪を減らすのを助けるので、体脂肪が気になる方に適しています。

「黒烏龍茶OTTP」(SUNTORY)

食事から摂取した脂肪の吸収を抑えて排出を増加させるので、食後の血中中性脂肪の上昇を抑えるとともに、体に脂肪がつきにくいのが特徴です。脂肪の多い食事を摂りがちな方、血中中性脂肪が高めの方、体脂肪が気になる方の食生活改善に役立ちます。

「生茶 Rich Green Tea」(キリン)

低温抽出と微粉砕茶葉で、苦みを抑えたうまみに仕上げました。

……って、これは特定保健用食品でも機能性表示食品でもなかったのですが、製法が何となくおいしそうだったので、いっしょに買ってみただけです。

ただのお茶でも、健康には良いと思うんだけどなあ……そもそもカテキンが体に良い成分なのであれば、微粉砕茶葉っていうことは茶葉がそのまま入ってるということでしょ?

むしろめちゃくちゃ体に良いのかも(素人の発想)。

一応まとめますと、カテキンというのは主には脂肪に効くのであって、少なくとも、公式ベースではだれも血圧を下げるとは言っていないみたいです。

特定保健用食品と機能性表示食品

気になったのでついでに。

特保(特定保健用食品)というのはすでに広く認知されていますが、比較的最近になって、

「機能性表示食品」

というカテゴリーが新たにできました。

大きな違いは、

「特定保健用食品……国(消費者庁)自体が審査を行って、許可を与えたもの」
「機能性表示食品……効能や効果の科学的な根拠を、民間企業が独自に調べて、国に届け出たもの」

だということです。

要するに、責任の主体が国なのか企業なのかという分類ですね。

それと、表示の範囲についてですが、特定保健用食品だけが

「特定の病気や疾患について、効果があるという書き方ができる」

ということらしいです。

つまり、

「~な方に適しています」

と断言して良いと。

一方の機能性表示食品の場合には

「体脂肪を減らす機能があることが報告されています」

と書かれているんですね。

つまり、

「体脂肪が気になる方に適しています」

……とは(思っているとしても)書けないと。

そして、この流れで言えば、たとえばある調査機関や研究者が、単独で勝手に「これは何かに効果がある」という研究結果を主張したくらいでは、特保や機能性表示食品として販売することなどできないってことですよね。

ハードル高い気がします。

逆に言うと、たとえ消費者庁に許可や届出がされていなくても、効果があると期待されているものは他にもたくさんあるとも言えますね。

テレビの通販番組や、ネット通販などで紹介されているものの中には有益なものもたくさんあるでしょう。ただ、それらすべてが許認可を受けようとするかどうか……。

むしろ、わざわざ許可や届出をするのは相当大企業だけなんじゃないだろうか?

でなければ届出すらなかなか大変だろうと推測されます。

悩ましいところですが、バランス感覚というか……あまり妄信するのもいけませんし、固定観念を持ちすぎるのも良くないですね。

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とにかく、健康のことに限らず、いろいろ見ているうちに少し、お茶というもの自体に関心が出てきましたので、これからも、より良いお茶を探していきたいと思います。

まず、きゅうす買おっと。