とびこ(とびっこ)の親はだれ?

「とびこ」あるいは「とびっこ」と呼ばれますが……あれはトビウオ(飛魚)の卵です

トビウオは関東圏では春先に出回ります。お刺身でも美味しいと聞きますが私はあまり馴染みがありません。

それより、トビウオはよく「つみれ」や「ちくわ」など練り物に使われたり、「あご干し(日本海側ではトビウオではなくアゴと呼ぶことが多い)」や「とび節」などに加工されて、出汁に使われたりすることが多いです。

「とびっこ」は正式名称ではなく商品名

一般的に「とびこ」か「とびっこ」と呼ぶ人が多いと思いますが、実は「とびっこ」というのは商標登録された商品名です。一般的に言えば何と言うんでしょう? やっぱりふつうに「飛魚の卵」というしかないですかね……他にはメーカーによって

「とび卵」「とびうお卵」「とび丸」

というようにさまざまな商品名で販売されています。

最初は繊維で連なっているのを、ちょうど筋子をばらしてイクラにするようにバラバラにします。ただし、飛魚の腹を割いて取り出すわけではなく、すでに産卵したものを獲るのだそうです。

本来やや黄色がかった透明の粒粒ですが、商品化されているものはたいてい塩漬けにされていてオレンジっぽく着色されています。

イメージとしては、とびっこは比較的値段が安いイメージがあります。お寿司屋さんなどでは握りにしろちらしにしろ、特上だったらウニやイクラが入っているけど、並みとか竹とかだと代わりにとびっこが入っちゃう、みたいな?

でも好きな人は好きですよね?

最近では、巻きずしの外側にとびっこをまぶしたように付けたカルフォルニア巻と呼ばれているような使い方や、後はサラダなんかに入ってたりもします。独特のプチプチした食感が生きるし、見た目にも鮮やかな色付けになります。

いったん乾燥された輸入ものが多く出回っており、味付けや色付けの面を考えると健康にとっては良いかどうか微妙です。

もっこ(ししゃもっこ)はシシャモの子

とびっこに似ているものに「もっこ(しばしばマサゴとも言う)」があります。もっこはシシャモの卵ですが、とびっこより弾力性がなく、どちらかというと食感はたらこに近くプチプチ感が弱い感じがします。

市販のものの中には、トビウオ卵と称しても何割かをより価格の安いシシャモの子あるいはニシンの子と混合しているものがある……とのうわさもあります。

ふだんからそれほど大量に食べるものではないので過剰に心配することもないとは思いますが……。